「実況動画をアップしたら削除されるかも…」「収益化したら訴えられる?」こんな不安、ありませんか?
ゲーム実況の著作権まわりは、正直グレーゾーンも多くて、初心者には特にわかりづらい部分です。法律の話と聞いただけで頭が痛くなりますよね。
でも安心してください。この記事では、法律の専門知識がゼロでも理解できるように、ゲーム実況の著作権の基本から具体的な対策まで、ギア課長が丁寧に解説します。
読み終えると、「自分がやっていることがOKかNGか」の判断軸が身につきます。安心して実況を続けるための”装備”を整えていきましょう。
【結論】まず知っておくべき3つのポイント
- ゲームの映像・音楽・キャラクターには著作権がある(権利者=主にゲームメーカー)
- 多くのメーカーは「ガイドライン(配信規約)」を公開している → まずそこを確認する
- ガイドラインの範囲内なら、基本的に許諾なしで実況配信・動画投稿ができる
この3点を押さえておくだけで、トラブルのリスクをぐっと減らせます。順番に説明していきます。
ゲーム実況と著作権の基本|そもそも何が問題になるの?
ゲームには「複数の著作権」が存在する
ゲームソフト1本の中には、実は複数の著作物が含まれています。
- ゲーム映像(グラフィック・演出)
- BGM・効果音(音楽著作権)
- キャラクター・ストーリー(創作物)
- プログラム(ソフトウェア著作権)
これらはすべて、ゲームメーカー(権利者)が持つ著作物です。
実況動画を作るということは、これらを動画に収録して公開する行為になります。そのため、一般的には「複製」や「公衆送信」にあたる可能性があり、著作権法との関係が問題になります。
「ゲームを買ったから自由に使える」は誤解
ゲームソフトを購入しても、それは「プレイする権利」を買ったにすぎません。
動画に撮って公開する権利(上映権・送信可能化権など)は、別途権利者の許諾が必要になります。ただし、後述するガイドラインがあれば話は変わります。
【最重要】まずガイドラインを確認する
実際の現場では、多くのゲームメーカーが「ゲーム実況・配信に関するガイドライン」を公式サイトで公開しています。
このガイドラインは、権利者が「この範囲でなら実況してOKですよ」と事前に許諾を与えているものです。個別に許可を取らなくても、ガイドラインに従えば実況配信が可能になります。
ガイドラインで確認すべき主な項目
- ✅ 実況・配信がそもそも許可されているか
- ✅ 収益化(広告収入・スパチャ等)がOKか
- ✅ ネタバレ・ストーリー公開の制限はあるか
- ✅ BGMの扱い(ミュート必須かどうかなど)
- ✅ 特定プラットフォームに限定されていないか
ガイドラインは随時更新されることがあります。必ず各メーカーの公式サイトで最新版を確認してください。
代表的なメーカーのスタンス(一般的な傾向)
各社のスタンスは異なりますが、一般的には以下のような傾向があります。
- 任天堂:ガイドラインを公開。ゲームコンテンツの利用条件あり。一部タイトルは動画ポリシーで管理
- カプコン:配信・動画投稿を基本的に許可するケースが多い
- ソニー(PlayStation):PS Shareシステム等で配信を促進している
※上記はあくまで一般的な傾向です。タイトルごとに異なる場合があるため、必ず公式の情報を確認してください。
特に注意! BGMと著作権フリー音楽の話
ゲーム内BGMが原因で動画が消える?
実況動画で最もトラブルになりやすいのがBGM(バックグラウンドミュージック)です。
ゲームBGMの著作権は、ゲームメーカーだけでなく、楽曲を制作した作曲家や音楽レーベルが持っているケースもあります。この場合、ゲームの実況ガイドラインとは別に、音楽著作権の管理団体(JASRACなど)の管理楽曲が絡んでくることがあります。
YouTubeでは「Content ID」という仕組みがあり、権利を持つ音楽が動画内で使われると自動検出されます。その結果として:
- 動画の収益が権利者に移転される
- 特定の国・地域で動画が視聴できなくなる
- 警告(著作権侵害の申告)が届く
- 最悪の場合、動画が削除される
これはゲームガイドラインとは別の問題として発生することがあるので、注意が必要です。
実況配信に使えるBGMの探し方
自分で用意したBGMを流したい場合は、著作権フリー音楽やロイヤリティフリー音楽を活用しましょう。
主な入手先(楽天での検索ワード:「著作権フリー BGM ゲーム実況」):
- YouTubeオーディオライブラリ(無料)
- 甘茶の音楽工房、魔王魂などの無料配布サイト
- Epidmic SoundやArtlistなどのサブスク型サービス
ただし「著作権フリー」と書かれていても、商用利用・配信利用が別途制限されている場合があります。必ず利用規約を確認してから使ってください。
収益化するとリスクは上がる?
「無料で公開するのはOKでも、収益化したらダメ」というケースがあります。
一般的に、収益化(広告収入・投げ銭・メンバーシップなど)を伴う場合は、より厳密に許諾の有無が問われます。ガイドラインで「収益化不可」と明示されている場合は、収益化をOFFにする必要があります。
逆に「収益化OK」と明示されているゲームは、安心して稼げる貴重なタイトルとも言えます。
- 📌 収益化前に必ずガイドラインの「収益化」の項目を確認する
- 📌 不明な場合は収益化をOFFにしておくのが無難
- 📌 権利者に問い合わせるのも手(ただし返答がないことも多い)
ゲーム実況でやってはいけないこと【NGリスト】
これだけは守ってほしい、という具体的なNGポイントをまとめました。
- ❌ ガイドラインで禁止されているタイトルを実況する
- ❌ 「ネタバレ禁止」と指定されているストーリー部分を配信する
- ❌ BGMが権利管理されている楽曲をそのまま使う(ゲーム外の音楽をBGMに使う場合)
- ❌ ゲームのプログラム・データを違法に取得・改変して公開する
- ❌ 「私的複製」の範囲を超えた大量の引用・コピー
- ❌ 他人の実況動画を無断でそのまま転載する(二次違反になる)
特に「他人の動画の転載」は見落としがちですが、これも立派な著作権違反になり得ます。注意してください。
おすすめの安全な実況タイトルの選び方
著作権トラブルを避けたいなら、ガイドラインが明確なタイトルを選ぶのが一番です。
比較軸:ガイドラインの選び方
- ① 実況・配信が明示的に許可されているか
- ② 収益化がOKか
- ③ BGM・楽曲の扱いが明確か
- ④ ネタバレ制限の有無と範囲
- ⑤ プラットフォーム制限(YouTube限定など)がないか
Nintendo Switch 2やPS5など、最新機種向けのゲームも続々リリースされています。実況を始めるならまず「このゲームのガイドラインはどうなっているか?」を調べる習慣をつけましょう。
たとえば、Nintendo Switch 2向けに配信されている「マリオカート ワールド」などはニンテンドーのガイドラインの範囲内での実況が一般的とされています(詳細は任天堂公式サイトをご確認ください)。
実況向けのゲームをお探しなら、楽天で「ゲーム実況 Switch 2」などのキーワードで検索してみてください。