「ゲーム実況を始めたいけど、最初からお金をかけたくない」
そう思っている方、けっこう多いんじゃないかと思います。
実はギア課長も最初は同じでした。「どうせ続かないかも…」って思うと、有料ソフトに手が出しにくいんですよね。
でも安心してください。無料でも十分すぎるほど高機能な画面録画ソフトが揃っています。
この記事では、ゲーム実況の録画方法に使える無料キャプチャーソフトを比較しつつ、初心者がつまずきやすいポイントも丁寧に解説します。
読み終わるころには「今日から使えるソフト」が決まっているはずです。
【結論】まずここだけ読めばOK
忙しい方向けに先に結論を出しておきます。
- とにかく手軽に始めたい→ Xbox Game Bar(Windows標準機能)
- 本格的に配信・録画両方やりたい→ OBS Studio
- Windowsで録画だけしたい・設定が楽なほうがいい→ Bandicam(無料版)
- Macユーザー→ QuickTime Player または OBS Studio
それぞれ特徴が違うので、以降で詳しく解説していきます。
無料録画ソフトを選ぶときの比較軸5つ
「どれを選べばいいか分からない」という状態を解消するために、まず選ぶときに見るべきポイントを整理します。
① フレームレート(fps)
フレームレートとは、1秒間に何枚の画像を記録するかを表す数値です。
ゲーム実況であれば一般的に30fps以上あれば視聴に耐えられます。60fpsが確保できるとより滑らかな映像になります。
ただし、フレームレートが高くなるほどPCへの負荷も上がる点には注意が必要です。
② 解像度
1080p(フルHD)が現在のYouTube・Twitchでは標準的です。
PCスペックに不安がある場合は、まず720pで録画して様子を見るのも一つの方法です。
③ ビットレート
ビットレートは映像のデータ量を指します。高いほど画質は上がりますが、ファイルサイズも大きくなります。
1080p録画の場合、一般的には8,000〜15,000kbps程度が目安とされることが多いです(用途によって変わります)。
④ コーデック
コーデックは動画の圧縮方式です。
- H.264:互換性が高く、初心者向き
- H.265(HEVC):同じ画質でファイルサイズを小さくできるが、再生環境を選ぶ場合がある
- AV1:比較的新しい形式。将来的に普及が進む見込み
最初はH.264を選んでおくのが無難です。
⑤ PC負荷・遅延・カクつき
録画ソフトの中には、起動するだけでゲームがカクついてしまうものもあります。
PCスペックが低めの方は「GPUエンコード対応」かどうかを確認しておくと、CPU負荷を下げやすくなります。
無料で使えるゲーム実況録画ソフト4選
① OBS Studio(オービーエス)
ゲーム実況界隈では圧倒的に知名度が高い、完全無料のキャプチャーソフトです。
できること
- 録画・ライブ配信(YouTube・Twitch等)の両方に対応
- 解像度・フレームレート・ビットレート・コーデックを細かく設定可能
- ゲーム画面+顔カメラ+BGMなど複数の映像を合成できる
- Windows・Mac・Linux対応
注意点
- 初回の録画設定は少し手間がかかる(慣れれば問題なし)
- 設定項目が多いため、最初は迷うかもしれない
向いている人:本格的に実況を続けたい人、配信もしたい人
公式サイト(obsproject.com)から無料でダウンロードできます。仕様や最新情報は公式で確認をおすすめします。
② Xbox Game Bar(Windowsに標準搭載)
Windows 10・11に最初から入っている録画機能です。追加インストール不要で、すぐ使えます。
できること
- ショートカットキー(Windowsキー+G)ですぐ起動
- 録画開始は「Windowsキー+Alt+R」で即録画
- CPU・GPU・RAM使用率の確認もできる
注意点
- 録画対象がゲームウィンドウのみ(デスクトップ全体の録画は不可)
- 細かい録画設定はほとんどできない
向いている人:「まず試してみたい」という入門段階の方
③ Bandicam(バンディカム)無料版
日本でも利用者が多い録画ソフトです。無料版でも基本的な録画機能は使えます。
できること
- 操作が比較的シンプルで初心者向け
- GPUエンコード対応でPC負荷を抑えやすい
- ゲームモード・画面録画モード・デバイス録画モードを切り替えられる
注意点
- 無料版は録画時間に制限あり(仕様上は10分程度。詳細は公式で確認)
- 無料版の録画動画にはウォーターマーク(透かし)が入る
向いている人:Windowsユーザーで操作の簡単さを優先したい人(長時間録画はOBSが現実的)
④ QuickTime Player(Mac標準搭載)
Macに最初から入っている動画ソフト。録画機能も持っています。
できること
- 画面録画が追加ソフトなしでできる
- iPhoneの画面をMacに映して録画することも可能
注意点
- ゲーム実況向けの細かい設定はほぼできない
- Mac専用
向いている人:Macユーザーで手軽に始めたい人(本格化したらOBS移行を検討)
OBS Studioの初心者向け基本設定の流れ
「OBSを使い方初心者向けに教えてほしい」という声をよく聞くので、最低限の設定の流れを紹介します。
※ソフトの仕様はアップデートで変わる場合があります。詳細は公式ドキュメントや最新の解説動画も参考にしてください。
ステップ1:OBSをインストールする
公式サイト(obsproject.com)からOSに合ったインストーラーをダウンロードして実行します。
ステップ2:自動設定ウィザードを使う
OBS起動後に「自動設定ウィザード」が表示されます(または「ツール」メニューから起動)。
- 「録画のために最適化」を選ぶ
- 解像度・フレームレートを設定(最初は1080p・30fpsでOK)
これだけで基本的な録画設定が自動で行われます。
ステップ3:ソースにゲーム画面を追加する
「ソース」の「+」ボタンから「ゲームキャプチャ」または「ウィンドウキャプチャ」を追加します。
- フルスクリーンゲームなら「ゲームキャプチャ」
- ウィンドウモードなら「ウィンドウキャプチャ」
ステップ4:録画開始・停止
右下の「録画開始」ボタンを押すだけです。停止は「録画終了」で完了。
録画ファイルの保存先は「設定」→「出力」→「録画」で確認・変更できます。
録画設定の目安(PC負荷を抑えながら高画質にするコツ)
「カクつきが出る」「ファイルサイズが大きすぎる」という悩みは、録画設定を調整することで改善できる場合があります。
PCスペック別の録画設定目安
- スペック低め(RAM 8GB以下・GPU非搭載など):解像度720p・30fps・ビットレート4,000〜6,000kbps
- スペック普通(RAM 16GB・GTX1060相当など):解像度1080p・30〜60fps・ビットレート8,000〜12,000kbps
- スペック高め(RAM 32GB・RTX3060以上など):解像度1080p〜1440p・60fps・ビットレート12,000〜20,000kbps
あくまで一般的な目安です。実際の環境によって最適値は異なります。テスト録画を繰り返して調整するのがおすすめです。
エンコーダーの選び方
- x264(ソフトウェアエンコード):高画質だがCPU負荷が高い
- NVENC(NVIDIA GPU搭載):GPU側で処理するのでCPU負荷が軽い
- AMF(AMD GPU搭載):NVIDIAのNVENCと同様のGPUエンコード
GPUを持っている場合は、GPUエンコードを選ぶとゲームへの遅延やカクつきを抑えやすくなります。
録画後に役立つ知識:編集・サムネイル・保存
無料で使える編集ソフトの選択肢
録画したらそのままアップロードでもいいですが、少し編集するだけで視聴者の離脱が減ります。
- DaVinci Resolve(無料版):高機能で本格的。習得に時間はかかるがコストゼロ
- Clipchamp(Windows標準):Windows 11に搭載。シンプルで手軽
- iMovie(Mac標準):Macユーザーに定番の無料編集ソフト
サムネイルの作り方(無料ツール)
「クリックされる動画」にはサムネイルが重要です。
- Canva(無料版):テンプレートが豊富。ブラウザで使える
- GIMP:画像編集の無料ソフト。やや操作が複雑だが高機能
ファイルサイズと保存について
録画ファイルはサイズが大きくなりやすいです。
- 外付けSSDやHDDを用意しておくと安心
- バックアップ先はクラウドストレージ(Google Drive・OneDrive等)との併用が安全
- 不要な録画データは定期的に整理する習慣をつけると容量不足を防げる
よくある質問(FAQ)
Q. OBSは本当に無料でずっと使えますか?
仕様上は完全無料・オープンソースです。ただし、ソフトの仕様は変わることがあるので、最新情報は公式サイトで確認することをおすすめします。
Q. PCスペックが低くても録画できますか?
できます。解像度を720p・フレームレートを30fpsに落とすことで、スペックが低めのPCでも録画できる場合が多いです。ただし、ゲーム自体がスペックギリギリで動いている場合は、録画によってさらに重くなることがあります。
Q. PS5やSwitchのゲームを録画したい場合は?
コンソールゲームのPC録画には、キャプチャーボードが必要になります。PC画面のゲームであれば、今回紹介したソフトで対応可能です。
なお、Nintendo Switch 2のゲームタイトルを実況する場合、ゲームごとに動画投稿・配信のガイドラインが異なります。事前にメーカーの公式規約を確認してください。
Q. 録画中にゲームがカクつく原因は何ですか?
主な原因として以下が考えられます。
- ビットレートの設定が高すぎる
- CPUエンコードを使っていてCPU負荷が高い
- 解像度・フレームレートがPCスペックに対して高すぎる
- バックグラウンドで不要なアプリが動いている
GPUエンコードへの切り替えや、録画設定を落とすことで改善する場合があります。
Q. 録画した動画はどの形式で保存されますか?
OBSでは一般的にMP4またはMKV形式で保存できます(設定で変更可能)。MP4はそのままYouTubeにアップロードしやすい形式です。
Q. マイクも同時に録音できますか?
はい、OBSではゲーム音とマイク音を同時に録音できます。実況として自分の声を入れたい場合は、マイクの準備も合わせて進めましょう。
↓ 実況配信向けのUSBマイクはこちらも参考に